犬の輸出手続き(日本からドイツ)

日本で犬を飼っていたので、駐在のために犬をどうするかということを決めないといけませんでした。
個人的には、犬を日本で両親や友人に預けるのもありだと思います。想像以上に、愛犬の輸出用の書類をそろえることは、お金と時間を使います。
赴任の準備では、犬の輸出のみならず、ほかの作業もたくさんあるため、想像以上に大変で心が折れそうになります。
ペットを置いていきたい衝動にも駆られましたが、ヨーロッパの町並みを闊歩する愛犬を見るのも楽しいので、今思うとがんばってよかったかなと思います。

その手続きを振り返ってみたいと思います。

下調べ

周りに犬を連れて駐在した人が居なかったので、まずは、Google先生に、”犬 検疫”と検索して聞いてみました。すると、農林水産省のHPで結構詳しく説明してありました。
犬を輸出するには
一回、経験を積んだ今であれば、見ればわかるのですが、正直、これだけで、素人が手続きを理解するのは不可能に近いです。なので、かかりつけの獣医師、ならびに検疫所の担当官にわからないところを質問すれば、乗り越えることができます。

必要な書類

出国の日と、飛行機の便が決まってると思うので、それにしたがって、担当動物検疫所が決まると思います。調べ方は、ここを見ればわかります。
まずは、動物検疫所に連絡しましょう。必要な書類を聞けば教えてくれます。メールと電話で両方で問い合わせましたが、レスポンス良く教えていただけます。
輸出検査申請書をまずは提出する必要があります。
これは、NACCSというもので、電子的に申請しました。
この書類を書くためには、マイクロチップの証明書、狂犬病の注射証明書、ワクチンの注射証明書が必要でした。
こんな感じの申請書が出来上がります。

犬の輸出検疫証明書

犬の輸出検疫証明書

これは、実際に輸出手続きをしていただいたときのコピーになります。結局、マイクロチップの番号、狂犬病注射とワクチン注射のラベルに書かれているロット番号や品番が必要になるため、これをIEで打ち込んで申請書を作ることになります。IEで打ち込んだデーターは検疫所に直接送られました。NACCSは、IEだけに対応しており、FirefoxもChromeもSafariも使えません、ここで私ははまりました。IEをインストールしたWindows PCがなかったからです。IEをインストールしたWindowsPCを用意してください。ペットの名前は、愛称で良かったです。最初は血統書の名前を書いていたのですが、獣医師の書類では愛称で記載されていたので、整合が取るために、ペットの名前は愛称で統一しました。あと、必要な書類は、マイクロチップの証明書、狂犬病の注射証明書、ワクチンの注射証明書のハードコピーをスキャンして検疫所にメールで送りました。マイクロチップの装着証明書は、ペットを飼ったときにペットショップでもらったIDデータ登録書を使いました。狂犬病の注射証明書は、適当に自分でフォーマットを作って、獣医師に記載してもらいました。うちの犬は、役所での共同でやっている狂犬病注射ではなく、かかりつけの獣医師に狂犬病注射を打ってもらっていたので、輸出証明書に記載すべき必要なデータはかかりつけの獣医師さんが持っていました。役所での共同でやっている狂犬病注射の場合は、どうすればよいかはわかりません。できれば、かかりつけの獣医師のところで再注射するのがよいかもしれません。獣医師から発行してもらう証明書には、ロットナンバーを記載する必要があるからです。あと、2年以内にドイツから戻ってくる可能性も無きにしも非ずだったので、かかりつけの獣医師に相談して、抗体価検査も受けました。ワクチンはレプトスピラは必須でした。これを接種していないと、ドイツのペットホテルには預けられません。処置内容証明書も必要でした、これも獣医師に書いてもらいました。
まとめると、以下の書類を準備して、スキャンして電子的にメールで検疫所に提出しました。

  • 混合ワクチン予防接種証明書(獣医さんにマイクロチップ番号を記載してもらう)
  • 狂犬病予防接種証明書(獣医さんにマイクロチップ番号を記載してもらう)
  • 狂犬病抗体検査証明書(一般財団法人生物科学安全研究所発行)
  • 処置内容証明書(獣医さんに記載してもらう)
  • マイクロチップ装着証明書
  • EUが定める衛生証明書(これは、検疫所からフォームと記入サンプルをもらえるのでこれを参考に書く。MS Wordのフォーマットです。)
  • 輸出検査申請書(NACCS経由で電子的に提出)

他の手続き

航空会社に、ペットのスペースを確保するように予約します。私は、予約センターに電話して、確保をお願いしました。ペットのスペースを確保できてから、上の手続きを開始しました。

当日の流れ

検疫所に搭乗前に、犬を連れて行きます。検疫所で、書類のチェックと健康診断がありました。朝早い便だったので、出発前日に検疫でした。
当日は、チェックインカウンターに犬を預けました。水差しをクレートに付けれますが、基本的にはフライトの間は、結束バンドをクレートの出入り口のところで巻かれてしまうので、クレートをあけることができません。ちなみにクレートは、ドイツ生活でも、ペットホテルに預けたり、動物病院に連れて行くときにも使っています。

その辺のことを考慮して、搭乗前に、食事とトイレは済ませておきました。

ドイツに着いた後、何か特別な作業はなく、バッゲッジクレームの回転テーブルの傍にクレートが置かれていて、勝手にピックアップしただけです。何か特別な入管作業は、犬に関してはありませんでした。無事に、空港の外で、トイレと食事をさせてあげて、自宅に移動しました。

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